2009年11月20日

お酉さま PARTⅡ

4th manです。
今回の空港の街ブログはお酉さまPARTⅡicon22

二の酉は11月24日(火)です。

お酉さまのお話をもう少し詳しく、調べようと思います。
酉の市の発祥は東京都台東区浅草(千束)の『鷲神社』(おおとりじんじゃ)とのことです。

祭神は天日鷲命(あめのひわしのみこと)・日本武尊(やまとたけるのみこと)

天日鷲命(あめのひわしのみこと)は、諸国の土地を開き、開運、、殖産、商賣繁昌に御神徳の高い神様として祀られています。

天照大御神(あまてらすおおみかみ)が須佐之男命(すさのおのみこと)のいたずらにお怒りになり、天之岩戸にお隠れになられた時、天界・地上界は真っ暗闇となり、多くの疫病・災いが発生し沢山の悪霊が出て神々は大変お困りになります。
八百萬(やおよろず)の神々は集まって相談をされ、天宇受売命(あまのうずめのみこと)が、岩戸の前で舞われたとき、楽器の弦(げん)を奏でられたのが天日鷲命です。
天手力男命(たじからおのみこと)が天の岩戸をお開きになった時、一羽の鷲が天日鷲命の楽器の上にとまったのを見て、神様達は世を明るくする瑞象を現した鳥だとお喜びになり、鷲の一字を入れて天日鷲命、鷲大明神と称され、鷲神社に祭られる様になりました。


日本武尊(やまとたけるのみこと)は景行天皇の第二皇子で、九州の熊襲・東征を行った人物。

東夷征討の際、社に立ち寄られ戦勝を祈願し、志を遂げての帰途、社前の松に武具の「熊手」をかけて勝ち戦を祝い、お礼参りをされました。その日が十一月酉の日であったので、この日を鷲神社例祭日と定めたのが酉の祭、「酉の市」です。この故事により日本武尊が併せ祭られ、御祭神の一柱となりました。
また、別の資料によると、日本武尊の命日が十一月の酉の日であったとも言われています。



前回も書きましたが、横浜のお酉さまは『金刀比羅大鷲神社』(こんぴらおおとりじんじゃ)ですが、合祀されているため別々に書こうと思います。

『金刀比羅神社』(ことひらじんじゃ)
祭神は大物主乃命(おおものぬしのみこと)=大国主乃命(おおくにぬしのみこと)・崇徳天皇(すとくてんのう)

金刀比羅神社の本社は讃岐国象頭山(四国香川県琴平町)の金比羅大権現で、初めは横浜公園(横浜スタジアム)の地に遊郭(花柳街)があり、勧請して創建されました。
しかし、慶応2年10月20日の大火に類焼され、明治5年に高島町の海側に遷座し、大鷲神社を別社としたことから現在の御社号に改称せられました。
更に明治15年4月今の真金町に移転され現在の神域になりました。
現在の地に歓請せられたのは遊郭(花柳街)があったため御遷座が行われたのでしょう。

『大鷲神社』(おおとりじんじゃ)
祭神は天之鳥船命(あまのとりふねのみこと)

大鷲神社は明治5年高島町に金刀比羅神社が遷された時、江戸吉原の例に倣っておとり様を歓請、同社の境内に末社として祀りこれが大鷲神社の初めです。
現在では相殿で祀られています。

これを総称すると、
遊郭のあるところに酉の市があるみたいですね。


参考資料
 鷲神社
 金刀比羅大鷲神社
 神奈川県神社庁
 wikipedia

Posted by 四番目の男  at 18:30 │Comments(4)

この記事へのコメント
さすが、SocialstudiesTeacher!Mr.4th!!
勉強熱心ですね。私もカテキョで現国と英語を教えてたことがあるんですよ(^-^;

そうそう、大とり神社。
千束へ行くと、日本文化をひしひしと、痺れるくらいに感じますね。私にとってのパワースポットでもあります。
ここ数年、浅草の酉の市に出掛けてる弥生ですが師走のこの感覚は、心地よい忙しさですよね。
Posted by 灰ぬこ at 2009年11月20日 21:49
↑あ、弥生って私のことです今日は、いい夫婦の日ですね!
今年は身の回りで結婚ラッシュだったので、考えさせられますよね。夫婦色々…秘密を使いこなせるようになると、いい関係を築けるような気がします。
Posted by 灰ぬこ at 2009年11月22日 17:39
>灰ぬこさん
日本文化はおもしろいですよね
いろいろな風習が重なって出来ていますからねえ
日本神話最高です
Posted by 4th at 2009年11月22日 17:58
>灰ぬこさん
わかってますよ
独身貴族の私には今日はいい夫婦の日なんて知りませんでしたよ

わたしも今年は結婚ラッシュでした
結婚したいですねぇ
Posted by 4th at 2009年11月22日 18:06
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