2012年04月03日
嵐の神様はイタズラっ子である
横浜、嵐である。
19時半現在、暴風・波浪警報。大雨・洪水・雷・注意報。竜巻注意報である。
ここだけ読むと漢字だらけで呪文みたいだ。
過去、嵐の中で江の島を縦断したことがある。晴天からいきなりの嵐であった。
『こういう状況の江の島縦断は逆にレア。そして男が磨ける』と捉え、暴風波浪警報の中を出発。
雨、風がすさまじい。板なども飛んできそうだ。
あの状況で『ファイトー!!』と僕が叫んだら『いっぱーつ!』と叫んでくれていたに違いない。
最大級の荒れっぷりの時に岩石海岸沿いの橋に到着。波は、東映のオープニング×10くらいで、色はカフェオレを想像していただきたい。
楽しくなって、ハシャいでいたら
『あぶないでぇーす!橋のー真ん中でぇー立ち止まらないでぇーくださぁーい!』
と、ものすごく正しく怒られた。
この状況で江の島にいる変わり者は自分達以外にもやはりいるもので、数組のカップルやグループとすれ違った。僕はそこに一つの共通点を見つけた。それは
『みんな超楽しそう』
ということ。言うまでもなく大嵐である。だけど、みんな超笑顔。
ただ、考えてみればそのはず。
晴れから雨に変わり、嵐になった時に大半の人間が江の島を離れたはずだ。
例えば『げっ!雨だよー!ついてねー!!お前が行きたいっつーから、こんなことんなったんだぞ!俺のおニューの服が台無しだ!』
とかゆー会話をした人達は、早々に水族館などに移動。魚をみて寿司が食いたくなるとゆーベタな会話を繰り出し、回転寿司に寄ってからの帰宅コースになっているハズである。
恐らく残っているのは
『この状況を楽しんじゃおうぜ!』スピリットの持ち主。そりゃ、みんなニコニコしているハズだ。
そんな顔をみて、僕はさらに楽しくなってきた。
戻ってきて昼食を食べていたら、見事に晴れてきた。
こりゃ、嵐の神様のプレゼントだ!と思った。タイミングばっちし!
嵐の中で歩けてよかった!じゃなきゃ面白くなかったから。
(写真…嵐が過ぎた江の島)
どうやら、嵐の神様はイタズラっ子らしい。
今日、この天気の中、若葉町を抜けて、大岡川沿いを歩いていた。
桜祭りが近いので、屋台がでている時期だがさすがに今日は休みである。
風が強いので、あきらめて傘はささないでいた。
そうしたら、
『あんたっ!傘さしなさい!傘!』とおばあちゃんに声をかけられた。
荷物が多い僕を見て
『傘ひらいてあげるからっ!』と、傘をひらいてくれた。
あえて、さしてなかったんだけど気持ちが嬉しかったのでお言葉に甘えて、ひらいてもらうことにした。
そうしたら、僕の傘の骨の一本が曲がっていた。
『ありゃ!こりゃ曲がってるね!直してやるから!あたしの傘持ってなさい!』
おばあちゃんは、僕に自分の傘を持たせると、僕の傘の骨をいじり始めた。
(以下のやりとり。一切創作なしの実話。
おばあちゃん→おば
二代目→二代)
おば『あんた、孫と同じくらいだね』
二代『僕は29です。お孫さんは?』
おば『孫は2人だよ』
二代『え…。いや…ちが』
おば『あれ?あたしの傘はっ!?』
二代『ぼ…僕が持ってますが…』
ポキッ…。
なんと、いじっていた傘の骨が折れてしまった。
おば『あ…。』
二代『おばーちゃん、ありがとう!僕んちは伊勢佐木町で近いから大丈夫だよ!』
自分の傘をくれるとか言い出しそうだったので、何か言われる前にそう切り出してしまった。
おばあちゃんは、雨で濡れている僕のジャケットをタオルで拭いてくれながら、一本、骨が折れた場合の傘のさし方をレクチャーしてくれた。
二代『おばーちゃん、お礼に家まで送ってくよ』
おば『あたしんちゃ、ココだよ』
二代『…。』
目の前のマンションが指さされた。
おば『今、ここから出てきてこれから買い物いくとこ』
二代『…。お気をつけて…。』
やっぱり嵐の神様はイタズラっ子である。
19時半現在、暴風・波浪警報。大雨・洪水・雷・注意報。竜巻注意報である。
ここだけ読むと漢字だらけで呪文みたいだ。
過去、嵐の中で江の島を縦断したことがある。晴天からいきなりの嵐であった。
『こういう状況の江の島縦断は逆にレア。そして男が磨ける』と捉え、暴風波浪警報の中を出発。
雨、風がすさまじい。板なども飛んできそうだ。
あの状況で『ファイトー!!』と僕が叫んだら『いっぱーつ!』と叫んでくれていたに違いない。
最大級の荒れっぷりの時に岩石海岸沿いの橋に到着。波は、東映のオープニング×10くらいで、色はカフェオレを想像していただきたい。
楽しくなって、ハシャいでいたら
『あぶないでぇーす!橋のー真ん中でぇー立ち止まらないでぇーくださぁーい!』
と、ものすごく正しく怒られた。
この状況で江の島にいる変わり者は自分達以外にもやはりいるもので、数組のカップルやグループとすれ違った。僕はそこに一つの共通点を見つけた。それは
『みんな超楽しそう』
ということ。言うまでもなく大嵐である。だけど、みんな超笑顔。
ただ、考えてみればそのはず。
晴れから雨に変わり、嵐になった時に大半の人間が江の島を離れたはずだ。
例えば『げっ!雨だよー!ついてねー!!お前が行きたいっつーから、こんなことんなったんだぞ!俺のおニューの服が台無しだ!』
とかゆー会話をした人達は、早々に水族館などに移動。魚をみて寿司が食いたくなるとゆーベタな会話を繰り出し、回転寿司に寄ってからの帰宅コースになっているハズである。
恐らく残っているのは
『この状況を楽しんじゃおうぜ!』スピリットの持ち主。そりゃ、みんなニコニコしているハズだ。
そんな顔をみて、僕はさらに楽しくなってきた。
戻ってきて昼食を食べていたら、見事に晴れてきた。
こりゃ、嵐の神様のプレゼントだ!と思った。タイミングばっちし!
嵐の中で歩けてよかった!じゃなきゃ面白くなかったから。
(写真…嵐が過ぎた江の島)
どうやら、嵐の神様はイタズラっ子らしい。
今日、この天気の中、若葉町を抜けて、大岡川沿いを歩いていた。
桜祭りが近いので、屋台がでている時期だがさすがに今日は休みである。
風が強いので、あきらめて傘はささないでいた。
そうしたら、
『あんたっ!傘さしなさい!傘!』とおばあちゃんに声をかけられた。
荷物が多い僕を見て
『傘ひらいてあげるからっ!』と、傘をひらいてくれた。
あえて、さしてなかったんだけど気持ちが嬉しかったのでお言葉に甘えて、ひらいてもらうことにした。
そうしたら、僕の傘の骨の一本が曲がっていた。
『ありゃ!こりゃ曲がってるね!直してやるから!あたしの傘持ってなさい!』
おばあちゃんは、僕に自分の傘を持たせると、僕の傘の骨をいじり始めた。
(以下のやりとり。一切創作なしの実話。
おばあちゃん→おば
二代目→二代)
おば『あんた、孫と同じくらいだね』
二代『僕は29です。お孫さんは?』
おば『孫は2人だよ』
二代『え…。いや…ちが』
おば『あれ?あたしの傘はっ!?』
二代『ぼ…僕が持ってますが…』
ポキッ…。
なんと、いじっていた傘の骨が折れてしまった。
おば『あ…。』
二代『おばーちゃん、ありがとう!僕んちは伊勢佐木町で近いから大丈夫だよ!』
自分の傘をくれるとか言い出しそうだったので、何か言われる前にそう切り出してしまった。
おばあちゃんは、雨で濡れている僕のジャケットをタオルで拭いてくれながら、一本、骨が折れた場合の傘のさし方をレクチャーしてくれた。
二代『おばーちゃん、お礼に家まで送ってくよ』
おば『あたしんちゃ、ココだよ』
二代『…。』
目の前のマンションが指さされた。
おば『今、ここから出てきてこれから買い物いくとこ』
二代『…。お気をつけて…。』
やっぱり嵐の神様はイタズラっ子である。
Posted by 045の082(初代若旦那)
at 19:42