2008年10月27日

松坂屋

今回の日記は「伊勢佐木町1丁目」のお店の話です。

僕達の住んでいる場所とは、少しだけ離れているんだけど

この近辺に住んでいる人にとっては、きっと大きな出来事だったと思うので、日記にさせて頂く事をご容赦下さい。

2008年10月26日(日)

伊勢佐木町にある「横浜松坂屋」の閉店セール最終日でした。

1864年に「野澤屋呉服店」としてスタートし144年間、地域の方々に愛され続けました。



僕が生まれたのは1983年ですから、当然生まれた時からあったワケで
「あることが当たり前」の存在であり
回数は行っていると思いますが、何か特別な思い出があるのかと言うと正直ありません。松坂屋で買ってくるグラタンが好きだったくらいで・・・。
そのくらい僕にとっては「あることが当たり前」でした。

「松坂屋」が、こんなに周りに認知されているんだ!!と知ったのも最近です。
伊勢佐木町に住んでいると言うと

「松坂屋閉店しちゃうんだよね・・・・」
「昔、よく買い物に行っててね・・・・」
「結婚するまでは、松坂屋で働いていてね・・・・」
「さみしくなるね・・・・」

と、必ずと言っても過言ではないほど松坂屋の閉店を残念がる声や、昔の思い出話を聞きました。

小・中・高校と通学・帰宅で前を通り、なんとなく建物を見ながら毎日、「よぅ!!今日も学校行ってくんね☆」って感じで通り過ぎていた人間にとって、この知名度は驚きでした。

変わっていく街並みの中で、小さい時から変わらない物の一つだったから
松坂屋の建物自体に、勝手に親近感を持ってて
もしかしたら、「知り合いのおじいちゃん」くらいに思ってたのかもしれません。

松坂屋で僕の好きな場所NO、1はエレベーターでして・・・。いつもカッコイイなぁと思いながら見ていました。

↓エレベーターが動いて階が変わると・・・・

時計の針が動く!!

若い人にとっては、前で路上ライブをしていた「ゆず」の印象が強いのではないでしょうか??
この場所は、今でも沢山のミュージシャンの人が立って歌っています。
もはや、名物となった伊勢佐木の夜の顔です。


最終日の今日、沢山の人が買い物をしていました。
そして、松坂屋の姿を写真に収めていました。

「写真を撮っている人達を撮っている僕」の絵は、傍から見るとかなり異様だったと思いますが・・・。

テレビや、新聞なんかにも閉店することが取り上げられて、何となく記念に!!で写真撮っている人もいるだろうし
本当に松坂屋が好きで、別れ惜しみながらシャッター押している人もいすだろうし
一人一人理由は違うんだろうけど、本当に沢山の人が集まっていました。

それを見て改めて偉大さを知ったと共に、「こんなに人が来てくれたんだ!!」とうれしくもあり、「閉店しちゃうんだな・・」と寂しくもありました。

今まで、あった物が見れなくなるのは寂しいな・・・。
別に建物が、急に消えてなくなるワケではないんだけど・・・。
やっぱり寂しいです。

ありがとう松坂屋。
25年間お世話になりました!!
俺の子供にも(できたら)、孫にも(できてできたら).アナタがどんなに地元に愛されてたか、今日がどれだけすごかったか、きっちり伝えるからね!!














  

Posted by 二代目若旦那  at 19:00Comments(2)